「キッチンお借りします」
「あら、イケメンな上に料理までできるの!!」
結菜のお母さんは、結菜と似ていて、笑顔とか特になんだけど・・・
結菜と重なって、なんかにやけちゃうんだよな・・・。
褒められると少しドキってする。
「私今から出かけてくるから、それなで真司くんごめんね?」
「大丈夫です!」
「あとはお願いね?」
結菜のお母さんが家を出ていった。
俺は、棚を開けたり閉めたりしながら、鍋を探して準備した。
お粥を作って、結菜のところへ持って行った。
「結菜ー、出来たよ!」
「いい匂いするね?」
湯気が出ているお粥を結菜のそばに置いて、そっと優しく体を起こした。
「ありがとう」



