俺の方をすごい目付きで睨んでくるつもりだと思うんだけど・・・


正直怖くなくて、可愛い。


横になっていた体を起こした。


「大丈夫なのか?寝てなくても」


「うん、真司が来てくれたから」


・・・嬉しいこと言ってくるよな、結菜は。


「お母さん、お昼前に出かけるんだって・・・」


結菜が寂しそうな顔で俺に言ってきた。


でも、結菜はひとりじゃない。


「俺がいるじゃん!」


「そうだね!」



弱っている結菜はいつも強気な姿と全然違うくて・・・


弱ってる時もすごい、新鮮でいいよな。


熱のせいか涙目になっている目で俺を見つめてくるのでも、


心臓が鳴り止まなくて・・・。


「・・・ゴホッ・・・っゴホ」


「おい、大丈夫か?」


「全然平気」


笑顔を見せるけど、俺には無理して元気な姿でいようとしているようにしか見えなかった。


「いいから寝てろ!」


「ううん・・・真司が来てくれたから寝てたら勿体無いじゃん」