愛されすぎて・・・






津田くんを好きになったきっかけは・・・



2年生になりたての頃だったかな?



「ん〜・・・見えないなぁ・・・」



大きく貼り出されたクラス表の紙が周りの人が大きすぎていくら背伸びしても見えない。



そんな時にトントンって肩を2回叩かれて振り向いたら、津田くんが立ってた。




「見えないの?」



「・・・うん」



「足がプルプル震えてたよ?」



「えっ??」



かっこいいなーってこの頃からずっと見とれてたんだよね。



横顔も綺麗だったし・・・




「名前は?」



「花咲 里美」



「へぇー、いい名前じゃん!可愛い!」




この頃から津田くんは名前を聞くまでもなく、この学校の有名人。



知らない人なんているの?って思うくらい。