「そうだ!結菜に言いたいことがあって・・・」
「うん」
「夏祭り、行かねー?一緒に」
「いくいくいく!!」
真司と両想いってわかってから、初めてのデートなんだもんね?
そう思うと、気恥しいなぁ・・・
「結菜は俺のもんだからな!」
「・・・えっ?」
付き合うなんて言ってなかったし・・・
そういうことじゃないと思ってたんだけど・・・
「そういえば言ってなかったな。でも、両想いなんだし、そう思ってたけどな、自然と」
「そっか」
「でも、一応・・・俺と付き合って?ってか、俺のもんだから離さねぇ」
「うん」
道端だけど、そんなの気にせずにぎゅっと抱きしめあった。
こんなにも真司が好きだったなんて・・・知らなかった。



