お昼休みも終わりに近づいた頃、私は自分の席についた。
涼真がちょうど戻ってきて、自分の席に向かおうとする涼真を止めた。
「ねぇ、今田愛果って子知ってるの?」
「まぁ・・・知ってるけど・・・」
何でそんなこと聞くんだろって多分涼真も思ってると思うけど、私も思ってる。
「どんなイメージ?」
「ん〜・・・俺はあまり興味ないからわからない」
「そっか・・・ありがとう!」
涼真は自分の席へ戻って行ったと同時に真司が帰ってきた。
はあ〜・・・
なんか嫌だなって思ってしまう。
別に何かをされたわけじゃないけど、なんでか喋りたくもない。
「何怖い顔してんだよ!」
「なんでもない・・・」
なんか痛い・・・痛いよ真司。



