午前中の授業が終わり、お昼休みとなった。
お昼休みになった時、真司が教室から出ていったのが見えた。
私は茜が座っている席の方へ行った。
「購買行かない?」
「うん、いいよ」
茜と一緒に、購買に行っても私たち、着くのが早かったみたいで、まだたくさんの種類が残ってた。
争奪戦なんだよね・・・いつも。
遅すぎるとなにも残ってなかったりするし・・・それも稀なんだけどね。
私が食べたかったものを買い終えて、教室に戻ろうとした時、茜に呼び止められた。
「ねぇ、あれって・・・」
・・・真司だ。
向かい合って楽しそうに話す姿を見て、ズキズキとまた痛む。
なんでこんなにも苦しいんだろ。



