ギュッてされても嫌がらないイコール嫌いじゃないって判断でもいいのか?
好き、は違う見てーだし・・・
「今日、久しぶりに一緒に帰るか?」
「うん」
「その前に屋上来て?」
確かまだ、俺らの横を通ってないから屋上にいるはず。
結菜の手を握って、階段を上り、屋上へ再び出た。
「おい!」
柵に寄りかかって、風に当たるのを辞め、俺らの方を振り向いた。
こいつの顔を見て結菜が怖がらないように、肩を抱いて優しく撫でた。
「謝れよ!」
「・・・ごめんなさい」
結菜は、まぁまぁなお人好しだと思う。
「いいよ」
だから、その答えを出すと思ってた。