愛されすぎて・・・




お昼も終わって、午後の授業も無事終わって放課後になった。



そうだった。


放課後、屋上に呼び出されてたんだっけ?
めんどくせぇ。



「真司、どこ行くんだよ」


急いで行こうと思ったら、涼真に呼び止められた。


「女に呼び出されたんだよ」


「はあ?」


「結菜はいいのかよ」


「・・・おい」


俺の胸ぐらを掴んで、俺に対してすげぇ怒る。


しかも、なんで結菜がそこに関係してくるんだよ。


意味わかんねー。


「・・・離せよ」


「手加減しねーからな」


手加減してもしなくても、結菜はお前にこと好きだって。


言ってやりたかった。


でも、言うと俺はもうこいつ(涼真)には勝てなくなる。


だから、俺は敢えて言わない。