結菜よりも先に着いた俺は荷物を置いて、机に突っ伏した。
最近考えるのは、ずっと変わらないけど、結菜のことばっかり。
久しぶりに喋りたい、触れたい。
思いは募るばかり。
1週間も話さないなんて初めてで、こんなにも自分の中心にいたとは思わなかった。
自分の中にポッカリと穴が空いたように感じる。
教室に結菜が入ってきて目が合ったように思って少しドキってした。
でも、結菜はすぐに目を逸らした。
それに少しイラッとする。
結菜は俺のせいだと思って恨んでるのか?
そりゃーそうだよな・・・
たとえ、どんなに結菜が俺のことを嫌いであっても、目が合ったら逸らしたりしない。
こんなにも辛いのとか・・・初めて。
結菜のことでこんなにも悩むのも・・・



