メイクの濃い女の子3人がすごい恐ろしい形相で私を見てきた。
・・・でも、体育館裏って人通り少ない場所だよね。
そんなにみんなに聞かれたくない話なのかな?
「わ、わかりました・・・」
恐ろしくて怯えた私は、断りたくても断れなかった。
急いで教室に戻った。
茜に話そうと何度も思ったけど、なぜか言えなかった。
・・・なにかされるかもしれない。
そう思うと、茜に迷惑かけたくないとか心配かけたくないとか思っちゃうんだよね・・・。
茜まで巻き込んじゃったら、嫌だから・・・
助けて欲しいけど、助けさえ呼ぶこともできない。
放課後ってことは真司に一緒に帰れないことを言わないといけない。



