愛されすぎて・・・





次の日。



急いで学校に行く準備を済まして、家を出ると、既に真司が来てた。



「よっ!」



「おはよ」



朝から元気いっぱいなのはいいけど、相手するのめんどくさいの、いつも。



ついていけない。



「昨日は悪かったな」



「私にとっては全然よかったけどね!」



「そんな事言うなよ。寂しいじゃん」



真司のおかげで、私は涼真と一緒に帰ることが出来たしね!



落ち着いて帰れたんだもん。



真司はずっとうるさいから、落ち着かないの。


「手、繋ご?」



「・・・やだ」



「なんでだよ」



私は涼真が好きなんだよ?


なのになんで、真司と・・・って思ったけど、いつも繋いでたんだ。



でも、あれは真司が・・・



「言い方変える!俺と手を繋げ!」



そう!強引だっただけだ。


今だって、私には拒否権なんかなくて、言われるがまま、されるがままなんだよね。