他愛のない話をしながら歩いてると、あっという間に家に着いた。



「今日はありがとう」



「どういたしまして」



「じゃーね?」



「おう、またな?」



また頭を優しく撫でられた。



真司の背中がに見えなくなるまで、見送って、家に入った。




「あっ、おかえりー!どうだった?デート」



「誰もデートだなんて言ってないからね!!




・・・やっぱ女の勘はすごい。



いや、女の勘というよりも、母の勘って言った方が正しのかな?



すごいよね。



家に帰って、何をしていても水族館の余韻が消えない。



真司とだったから、楽しかったのか、水族館だから楽しかったのか・・・



わからないけど、とりあえず楽しかった。