「よし!早くバスに乗ろうぜー!」
なんでそんなにハイテンションなのよ、しかも朝から。
私の手を握って、すごい勢いで引っ張られるし・・・
結局私は真司の隣になってしまった。
涼真と茜が一緒に座っていた。
・・・何気仲良さそうだなぁ、あの2人。
「おい、なんでそんなムスッてしてんだよ!」
「なんでもない」
「せっかくの可愛い顔は台無しだろ?」
「・・・可愛くないから!」
真司と絡んでると、なんでかな?
茜が言っていた通り、気を遣わずに素を出せる気がするんだよね。
「嬉しいだろ?俺と隣で!」
「・・・ううん?」
「ひどっ・・・かなり傷ついたよ?俺・・・」
「うん、ごめん」



