「よっ!」
私の肩に手を回してきた、朝から鬱陶しいテンションの真司。
「もう!朝から辞めてよね!離れて!」
「・・・やだ。離さない!」
も〜う・・・めんどくさいなぁ。
ずーっとくっついてくるし、何なの?
「好きだし、離したくねーの!」
「あんた達、ほんとラブラブね?」
茜が冷やかすように言う、っていうか見てるんだったら、助けてよー!!
少し呆れ顔だなー・・・
でも、私のせいじゃないもんね!
「だろー?下村!」
あぁ〜、天狗になっちゃった・・・。
「鬱陶しいほどラブラブ!」
だから、助けてーってばぁ・・・。
ってどれだけ心で叫んでも、茜に届くことはなくて・・・
ただ見られてるだけ。



