「結菜ちゃん!見て!ここ、最近オープンしたカフェ!美味しいって評判なんだって!」
雰囲気もよさそうだし・・・真司くんにしてはいいとこ選ぶじゃん!
「あっ!ちょっと笑った!ってことは喜んでくれた?」
「そんなんじゃないから!」
木でできた木造の建物で、シックな感じがするカフェ。
テラスもあって、雰囲気は私好みだったんだけど・・・
まさか真司くんが私のそういうところまで調査してたりってないよね?
さすがにそこまでされると引いてしまうなぁ・・・
もうストーカーの粋でしょ!?
「どう?気に入ってくれた?」
「まぁね?」
「結菜ちゃん、何飲む?何食べる?」
メニュー欄にいっぱい文字が書いていて、どれにするか全く決められない。
優柔不断だなぁ・・・。



