・・・どれにしようかな?
迷いながらも、無難なお茶にしておいた。
「あれ・・・?結菜ちゃん?」
後ろから聞きなれた声がして、振り向くと涼真が走ってきた。
最近、ちゃん付けに戻ってたんだった。
それだけなんだけど、前よりも少し距離をおかれている気がして
少し寂しい。
「眠れないの?」
「・・・うん」
「俺と一緒だね?」
涼真も眠れないみたいだ・・・。
お金を入れて、飲みたいもののボタンを押して、ジュースを取り出した。
「ちょっと階段のところで喋ろ?」
「うん」
みんな寝ていて、すごく静かな中、私たちの声だけが響く。
近くにある階段に座った。



