好きって言わせて

・・・祐(hiro)

なんで図書館にいるの?

お父さんと暮らしてるはずじゃないの?

『祐、なんでここにいるの』

「久しぶりに会いに来ただけ」

うん、中学生以来だよね。

あっ勉強教えてもらおうかな。

『祐って頭いいよね?』

「まあ加奈みたいに苦手じゃないし」

『じゃあ教えて?』

「いいよ」



わからなかった問題がすらすら解けていく。

めっちゃわかりやすいんだけど…

「ここちがう」

そういって私のほっぺをギュッとつまむ。

『痛いってー!』