僕と、野獣系の彼女

リン、もう大丈夫かな

一応、アルコール分は全部、吐いちゃったみたいだから

眼をつむって、軽い寝息を立てている

また、悪魔が鎌首をもたげないうちに

僕が、野獣にならないうちに

疲れた、もう帰ろう

部屋の出口に向かった

僕の左手

感触が

手を、握っている

リンが、僕の左手を

それも、かなりの力で

リン?

「...ちゃ...ん」

え?

「おにい...ちゃん...」

お兄ちゃん?

誰?