僕と、野獣系の彼女

何か、リンが、言っている

僕に話しかけている、ように見える

暑い、夏だから仕方がないけど

汗だくになったTシャツが、さらに汗だくに

気のせいか、距離が近づく

僕とリンの距離が

僕達の、唇の距離が

違う

気のせいじゃない

降りてくる、彼女の顔が

接近してくる、リンの唇が

スローモーション

仰向けになった僕に

覆い被さってくる

ゆっくりと

距離が、縮まる

もう、すぐ、そこに

リン、もう、眠いのか

半分、目が閉じているから

もう力尽きて、僕に覆い被さろうとしているのか