僕と、野獣系の彼女

だから、僕は違う

リン、今日だけだぞ

おまえを、守ってやるのは

僕が守ってやるのは

これからは

これからは、先輩に守ってもらえ

結局、僕は、リンを送って行った

酔っ払って、変な歌を大声で歌う彼女を

ヨレヨレ、ふらふらの彼女を

それこそ、汗だくになりながら

リンの家にたどり着く

お父さんは東京に単身赴任中

お母さんは、まだパートから帰ってきていないみたい

鍵は、かかっていない

僕より10センチ近く背の高いリンの靴を脱がせ

2階の、彼女の部屋へ

ふうふう言いながら、押し上げる

ここに至って、リン、半分寝ている

重い!

とりあえず、ベッドに寝かせよう

よいしょっ!気合を入れて

体の向きを、変えようとした

その刹那

足がもつれて

リンの体重を支えきれず

「うわあっ!」

僕達は、ベッドに倒れ込む

ベッドが弾んで、軋んでいる

何が...何が、どうした?

僕が、仰向けになって

リンが、僕に、覆い被さっている

酒臭い匂い、漂ってくる

いや、それ以上に

甘い、香りが

女の子の、不思議な香りが

鼻の奥を、くすぐる

脳を、刺激する