僕と、野獣系の彼女

知らない、もう

リンはともかく、大して会話も交わしたことの無い他人から、陰口を叩かれるなんて

いい気分ではない

意地になった僕は、ほぼ全力疾走で地獄坂をかけ上り

校門を抜け、教室に駆け込む

「おお、我が友よ、おはようさん!」

いつも陽気な親友のリュウ

「何だよアツヤ、お前また汗ビッショリ!どうしたんだよ」

「あ、ああ、リュウ…」

野獣から逃れるべく、また地獄坂を全力疾走で登ってきたなんて

恥ずかしくて、とても言えない…