怜奈ちゃんに話せば、


何やら考える様子で聞いてくれていた。


「あたしはまだ全然納得いかないけど、」

と、前置きして、

「夢が嬉しそうだからいいわ。」


と、笑ってくれた。



近づいたようでまだまだ遠い彼との距離。


でも、少しずつ近づいてるはずの、彼との距離。


このまま彼にゆっくり近づいていけたらな。


なんて、そんなことを呑気に考えていた。