「夢。」
少し離れた場所からでも、彼の声はあたしにまっすぐ届いた。
「…っ、」
「…ね?」
「…ん。」
こうしてじっと見てれば簡単なこと。
今まで、いろんな女の子達に囲まれた彼を見るのが嫌で見ないようにして勝手に不安になっていたけれど、
どうやらあたしはか弱いヒロインぶっていただけなのかも知れない。
不安なんて、まだ消えてない。
これからだって、何回もこうやって思うんだろう。
でも、
「夢。」
そうあたしの名前を呼ぶ藤真君は、
なんて優しい目であたしを見るんだろう。
笑うんだろう。
あたしにまっすぐ向かってくるんだろう。
「ね?こんなに夢を愛しそうに見るあいつを見ない夢は勿体ないよ。」
そう、隣に立つ玲奈ちゃんが教えてくれた。
「玲奈ちゃん、ありがと。」
「うん。素直な夢が一番可愛いよ。」
「…夢はやんねーよ。」
微笑み合うあたし達に、拗ねた様子であたしを引き寄せた藤真君に、また玲奈ちゃんと目を合わせて笑った。
少し離れた場所からでも、彼の声はあたしにまっすぐ届いた。
「…っ、」
「…ね?」
「…ん。」
こうしてじっと見てれば簡単なこと。
今まで、いろんな女の子達に囲まれた彼を見るのが嫌で見ないようにして勝手に不安になっていたけれど、
どうやらあたしはか弱いヒロインぶっていただけなのかも知れない。
不安なんて、まだ消えてない。
これからだって、何回もこうやって思うんだろう。
でも、
「夢。」
そうあたしの名前を呼ぶ藤真君は、
なんて優しい目であたしを見るんだろう。
笑うんだろう。
あたしにまっすぐ向かってくるんだろう。
「ね?こんなに夢を愛しそうに見るあいつを見ない夢は勿体ないよ。」
そう、隣に立つ玲奈ちゃんが教えてくれた。
「玲奈ちゃん、ありがと。」
「うん。素直な夢が一番可愛いよ。」
「…夢はやんねーよ。」
微笑み合うあたし達に、拗ねた様子であたしを引き寄せた藤真君に、また玲奈ちゃんと目を合わせて笑った。

