彼の嘘 彼の本音

「多分俺、夢が思ってるよりずっと夢が好きだと思う。」

「…っ、」

「夢?」

「っう、れしい。」

「はは、うん。」


藤真君と付き合うことに自信が持てないあたしに、

気付いてくれていた事が嬉しかった。

口下手な彼が、

あたしを選んでくれたんだと伝えてくれた事が嬉しかった。



あたしの方が、ずっとずっと好きだと思っていたのに、

案外その差は少ないのかもしれないと、

思わせてくれた事が嬉しかった。


藤真君が好き。

嬉しくて、半泣きになってる不細工なあたしの顔を見て、

優しく笑ってくれる藤真君が大好きだ。



ずっと、これからも。