彼の嘘 彼の本音

「…(自分も見られてるとか、思わないのか…)。」

「ん?」

「いや、…。」

「?」

「…あん時、夢のクラスもおんなじ教科だったんだろ?」

「…なんで知ってるの?」

「樹が、夢のクラスのサッカー部のヤツに借りにいって断られたって言ってたから。」

「…ボケてるよね、あたし。
玲奈ちゃんに呆れられた。」


いやだな。そんなとこ見られてたんだ。


ほんとは自分も使うと思ったけど、

借りに来た子の教科担当の先生は、忘れ物にうるさいと知っていたから貸したんだった。