彼の嘘 彼の本音

「…夢?」

「…。」

「…ゆーめ。」

「っ、え、あ、なに?」


ご飯を食べ終えて、2人でテレビを見ていた。

やっぱり彼はお笑い好きで、

再放送していた番組を笑って見ていた。

あたしは、いつのまにか思考の中に入りこんでいて、


「なに?は、俺のセリフだよね?」

「…あ、はは。」


なにも言えず、から笑いをした。