彼の嘘 彼の本音

「…すげぇ、…男前。」


ぼそりと呟いた言葉に、声をかけれなくなる。


「?夢、帰ろっか。」

「…ん。」


彼の周りにはキラキラと輝くような綺麗な女の人がたくさんいて、

多分藤真君には似合わないあたしは、

そういう素敵な女の人を見ると、やっぱり自信がなくなってしまう。


彼に好きだと言われた今でも。