桜咲く季節、僕は君に恋をした。

「ごめんね、ララ。私はもう、あなたに触れる事が出来ないの」


美咲は寂しそうな目をしている。涙がこぼれているのに、それは風にさらわれ消えていった。


「にゃあ」


美咲?本当に、美咲は死んでしまったの?


「ごめん、ララ。私、ほんとはね...病気だったの。余命が1ヶ月だったから、退院して自分の好きな事してた」


余命が1ヶ月...君が?