確かに温斗くんはお返しのことなんか聞かなかった。





私はお返しなんかなくてもいい。



お返しなんかよりも私のことを覚えていてほしいだけなのに…





あの子達に言われて腹が立つけどトゲのある言葉を受け止めてしまった。







もうこれ以上温斗くんに近づくとあの女の子達からのダメージをもっとうける。



私はまだ温斗くんと喋りたい気持ちはあるものの一応チョコをあげるという私の中の最大ミッションを完了することが出来たのでもう受験勉強に専念した。