ただ、好きでした



帰り道


「槐太君今日は急にどうしたの?」


「お前にいいか悪いかわかんないけど

その情報あげるよ。」


「なに!?」


「今度のスポーツ大会、木ノ下っちの彼女さん来るらしいよ」


なにそれ。



いらない情報。



なに。なんなの。


「へ、へぇ。そうなんだ!」


そんなこと聞いたら


当日集中できないじゃん。


なんなの。


「怒った?」


「ん?ううん。大丈夫だよ。

じゃあまた明日ね!」


「おう。気をつけてな!」


私は坂道を走る。


後ろは振り返らない。


なんで槐太君はあんなことを私に?


どうして?


いらないよ。


彼女がくるって。


いらないいらないいらないいらない!