耳の前に被ってきた前髪を掛ける様子はまだ小学生なのに大人びた美しさを感じた。
そうだ、飲み物の注文を受け付けないと。
「あの」
「何?」
強い口調で返された、 可愛い容姿の割には気が強いな。
「お飲み物はなにがよろしいですか?」
ドリンクメニューを渡す。
アルコールを注文してきたらどうしよう、小学生だから駄目だと言わないと。
「えー、麦茶はないの?」
麦茶がいいのか可愛いな。
「じゃあ、オレンジジュースください、二つね」
「かしこまりました」
一つはどうするのだろうか。
オレンジジュースを持ってきて戻ると、なんとゲーム機を出してゲームをしていた、こいつなんのために学校通ってるんだろ。