その時、私には8歳年上の先輩(むーさん)がいたので相談した。「はは~ん。それあんた確実に恋しとるわよ!!!」今まで恋愛なんてあんまりしたことがなかったので自分が恋愛をしている事にびっくりした。
 あれは、ヤキモチだったのか。加奈子には悪いことをしたな今度休憩が被ったら謝ろう。そう思っていたら加奈子の方から「まだ怒ってる~?寂しい。もっと話したい。かまって欲しい。」そう言われた。そんな事言われたらもう自分の気持ちを抑える事はできなかった。他の従業員が居ない場所で勇気を振り絞って告白しようと決心した。同姓愛。女の子同士の恋愛なんて受け入れてくれるはずがないと思っていたけど。そんなこと関係ない自分がどう思われようが加奈子への気持ちを隠す事のほうが辛い。そう思い加奈子「加奈子、大事な話がある。こんな気持ちになったのは女の子で初めてで、あ~えっと、加奈子のことが好きです付き合って下さい。」少しの間があったので「あ!!いきなりでびっくりしたよね!ごめん!返事はすぐじゃなくていいから。ごめん少ない休憩中に呼び出したりして!」慌ててお店に戻ろうとした瞬間。「ぐずっっ。」あれ?泣いてる?「えっ!?大丈夫?」
 加奈子「普通の友達が毎回毎回同じ時間帯のシフトに入って、休みの日には遊びに行ってたのに本当にあんた鈍感!!私も好きに決まってるじゃん。」
 思ってもなかった返答に私は有頂天。嬉しすぎて自分もないてしまった。そろそろ休憩も終わる。二人で手をつないでお店に戻った。
 それから私と加奈子は付き合い始めた。
加奈子は今まで以上に私に甘えてくるようになり、事務仕事をしていると後ろから抱きついてきたり、誰か見てないかとかヒヤヒヤすることが多かったけどそれが楽しみでもあった。休憩室に2人きりになった時は私からキスをしたり加奈子からキスをしてくることもあった。
 仲良くこのままずっと一緒に居たい。そう思っていたが加奈子にも夢があった。それはCAになる事が夢でcAになれたら当然県外に行く事になる。遠距離恋愛になることは確実だった。
 私もいつ県外の店舗に移動するかわからない。。加奈子が長期休暇で帰って来た時に「おかえり!会いたかった。」それが言いたいが為に私は加奈子が就職しアルバイトを辞める時に私も転職をする事に決めた。同じ航空系の仕事をしようと考えた。加奈子が仕事で空の安全を守る仕事をするんだ。それなら私は地上で飛行機の中に危険物を持ち込まないように飛び立った飛行機の安全を守る仕事をしよう。そう思い航空保安警備の仕事に就きました。
 加奈子は結構意地悪な所がありいつも帰ってくる時は突然で一報もなし。仕事中にいきなりヒョコッと現れてはドキドキさせてくれる。
 今いる空港に加奈子の地元であるこの空港に仕事でもプライベートで帰ってきたときに会えるならいつまでも待っている。帰ってきたら抱きしめたい。私たちはこの広い空で繋がっている。空を見上げながら彼女の安全と仕事を今日も応援している。