遠くに行っても

あれから2日。
お見舞いに行ったけど、俺のことを覚えてたり覚えてなかったりで。
でも変わらず元気そうだった。

授業が終わって職員室に向かっていたら、職員室から先生が走って来た。
「山田先生!今すぐ病院に行ってください!中野の容体が急変したそうなんです。」
俺はそれを聞いた瞬間、無意識に病院へ向かっていた。

病室へ着くと、中野の姿が全く変わっていた。
昨日より全然違う姿…。
担当医から、今日、一緒に居てやってくれと言われた。
は?!もう死んじまうのか?
嘘だろ、早すぎるよ…。
呆然と立ち尽くす俺、中野の手を握りながらなく母、なだめる父。
中野の病室には、母の鳴き声と、中野がまだ生きていると言う証のピッピッという音が響いていた。