朝?


そうだ、私…生き返って…


このノートは、日記…?


【1日目 私は1日でその日の記憶がなくなる。それは言ってしまえば、自称神様のミヤのせい。というのに、初日から余計事ばっか口挟んでまったくどうにかして欲しいよ。一応悪いやつじゃないから。あっ、一応ね?……】


そんな感じに1ページぎっしり書かれていた。


記憶を忘れていくから書くことで思い出させるんだ。


なるほど、昨日の私よ賢くなったな。



『日記を提案したのは俺だ。自分を可愛がるところは変わらないんだな』


「あー、ミヤいたのねー小さくて気づかなかったー」


『やかましい!お前はこの世界で伸び続けるからいいが俺はこの世界のものではないから伸びなくて当然だ』


「神様も言い訳するんだねェ」


『言い訳くらいさせろ』


「ほんと、日記通り。私の信じるものは日記の中の自分だけね」


『はいはい、てかいいのか?準備しなくて』


「え?」


『書いてなかったか?』


「なにが?」


『今日お前は退院祝いで友達と出かけるんだろ?』