櫻木優羽、15歳。
今日、入学式を迎えます。









まだ、満開までにはいかない桜と



ぶかぶかの制服。







息を思いっきり吸い込んで私は体育館へと向かった。













同級生のザワザワとした話し声






あぁ乗り遅れたかななんて心の中で思いながらも自分の椅子に座った。













入学式がはじまるとさっきのざわめきが嘘だったかのように静まり返った









そこには先生の声しかしなかった。