沙羅side







「もしもし!?父さん、施設の一番奥の部屋に悠を見つけましたが、太腿にナイフが刺さった状態です…。医師の派遣お願いできますか!?至急お願いします!!」














「悠、頑張ってください!!すみません。間に合わずこんなことに…。」
















ソッ












悠の手が私の頬に触れて、悠は首を降って微笑んだ。















私は上着を悠の体に掛けた。













「っ…ありがとうございます。医師を呼んでいますのでどうか気を強くもってッ!」