暴走族の姫 Ⅰ

風が、気持ちよくて全然気にしていなかった。


どこに向かっているんだろう。


すると、四方から別のバイクの爆音が聞こえてきた。


皆の目的地は、奥にある倉庫のようだ。


倉庫といっても、家庭用のものではなく、もっと大きい工場のような倉庫だ。


男はバイクのまま、倉庫に入っていく。


倉庫の中は、バイクだらけでその間に人が座っていたりする感じだ。