蘭「もっと殴ってくれ…。俺は罪をおかした。遠慮されていい立場じゃない。」






そうだ。いくら俺が虐待されてるとはいえ、人を刺したことに違いはない。






彼女の言葉に嘘をつきたくない。





“蘭は綺麗よ。大丈夫…”






優喜「お前、なんで人に相談しないんだ。



自分ばっか苦しい思いしやがって、俺らはずっと話してくれるのを待ってた。



でも無理矢理でも聞いておけばこんなことには…。



今殴ったのは悠のぶんだ。



悠の事を愛してるから、とらざるをおえない行動だった。



すまねぇ。」






優喜が謝る必要なんて無いのに…。





悠と優喜は根が優しくて自分にブレがなくて、実は繊細なところもそっくりだ。





もし、優喜の思いが届いて悠と付き合うことになったら、愛哀乱舞始まっての最強カップルになりそうだ。






悠と優喜、そして沙蘭、麗の暖かさに涙が止まらなくなった。