暴走族の姫 Ⅰ

母親が居なくなってから父親は、可笑しくなった。







毎日、仕事に明け暮れて、帰ってきたら酒。








蘭 父親「クソがッ!!」








頭を踏みつけられて、ジンジンする。







もう、死にたい…。





その後、父親の気が済むまで殴れた。






お陰で、顔は見れたものじゃない。






顔が母親に似ているので重点的にやられた。






だから、体の方はさして痛くもなかった。






ピリリリリリリピリリリリリリ







携帯が鳴って、そこに表示されたのは沙蘭という二文字だった。






沙羅→蘭 通話「はい。」







出ると、沙蘭は今日の暴走についての話をしだした。






正直喋るのは辛いし…。






でも、何より父親に虐待されている何て知れたらもっとややこしいことになる。







沙羅→蘭 通話「ああ。もうすぐ行く。後、俺絡まれて顔がボコボコだから。」







そうなんですかと沙蘭は普通に納得した。








昔は繁華街を回って喧嘩ばっかりしてたから打撲なんていつでも作ってた。