暴走族の姫 Ⅰ

そのとき、沙蘭の携帯が鳴った。





沙羅 通話「はい。藍羅(優喜の姉、あいら)さん?、はい。点滴台を持っていったらいいんですね?分かりました。はい。では。」




何故、俺の部屋にいるはずの姉貴から電話なんか…。





点滴台ってなんだよ。






「手伝っていただけますか?彼女の熱が高すぎるようなので、点滴をしたいそうです。点滴台を物置からとってくるようにと。」