暴走族の姫 Ⅰ

沙羅「麗。猫は拾って来るし、犬も。

遂には、人ですか…。

いい加減にしてください。

それにこの子訳ありのようですし。」



麗は、無表情になって、だって可哀想じゃん。



という。



こいつは、優しい。



俺は麗のそういうところは、認めてる。



でも、今はこいつだ。



優喜「おい。こいつは?」



どうすればいいんだと俺は沙蘭に目で訴える。



沙羅「見たところ、寝不足による過労でしょうか。熱もありますし…。仮眠室で寝かせましょう。私が運びましょうか?」