暴走族の姫 Ⅰ

優喜side

麗が帰ってきたと思ったら、その後ろにあの女がいた。



黒髪で琥珀のような白い肌をした、



今日俺の部屋の隣に越してきたあの女。



今、目の前で前のめりになって倒れそうになっているのが見える。




刹那、体が勝手に動いて気付けば女を抱き止めていた。



優喜「?、え?なに、して、俺は?」



それに気づいた、沙蘭が、こちらへ来る。