「もうすぐテストだな。」

「そうだな。」

「めんどくせぇ。」

「本当な。」

明日の緊張を忘れるかのように別の話をする。

「翔さどうなの?」

「やめない。」

「俺も。」

「俺も」

みんな同じ思いを持ってる。しばらく、話してると女子達の話し声が聞こえてきた。

「明日シャインのライブやん。」

「本当だー。」

「シャインなら誰派?」

「えー。うちは、翔太派」

「うちもー!」

マジか…めっちゃ嬉しい。

「うちは翔生派」

「うちは、翔真」

「うちは、翔派」

「うちは、翔宇派」

俺は顔を見合わせた。明日来てくれるんかなー。俺らは教室の窓のところでこれからの事を話し合う。

「話すか?」