闇を抱える蝶と光輝く龍

類「あ、そう言えば洸龍のみんなはどこに泊まるの?この海の近くのホテルか旅館なんだよね?」


晴「僕たちは、ほらあそこに見えるホテルだよ?名前は確か…金宮【きんぐう】ホテルだったかな」


晴がそう言うと夢蝶のみんなが固まった


え?まさか…


快「嘘だろ?俺らと一緒じゃん!じゃあ、夕食とか夜一緒に遊ぼうぜ!な、いいだろ?」


快は嬉しかったのか楽しそうに言った


翔「あのさ快、いくら同盟を組んだからっていきなり一緒に遊ぶのは無理でしょ?洸龍にだって予定はあるんだし。だいたいなにして遊ぶつもり?遊べるようなもの持ってないでしょ?」


快「そ、それは…」


翔「俺のとても怖い怪談話でよければいくらでも聞かせますけど?」


快「…い、いえ、遠慮します」


だよね。翔の怪談話は本当に怖いんだもん


一回聞いたことあるけどその時は本当に怖すぎて寝れなかったしね


類「遊ぶものなら僕持ってきたよ。ゲーム機一式全部と簡単なものならトランプとUNOもあるよ」


快「マジか!じゃあ、それで遊ぼうぜ!」


翔「だから快、洸龍にも予定が…」


晴「僕たちは構わないよ。夜は特に考えてなかったし、それに僕もゲームやってみたい」


尚「僕もいいよ。親睦深められるかもしれないしね」


陸「…二人の意見に賛成」


舜「そうですね。色々お話も聞いてみたいですし、桐人もいいですよね?」


桐「あぁ。俺も話を聞いてみたい。結衣もいいよな」


これじゃ私に選択の余地ないじゃん


『いいよな?』じゃなくて『いいよな』って桐人からしたら“お前に拒否権はない”と一緒だからね

雪「…って言ってるけど。どうするの?」


翔「まぁ、洸龍の皆さんがいいなら構いませんけど」