確かにそうだ


私が姫になったのは洸龍の噂が収まるまでっていう期限つきの姫だった


でも、私が桜蝶だと…夢蝶の総長と知っている今私を守る必要はない


雪の意見は最もだった


類「あ~あ、あの二人何言っちゃってんだか」


翔「あのバカ二人余計なことを」


類と翔は小さな声で言い頭を抱えていた


尚「確かに桐人も噂が収まるまででもいいって言ってたもんね」


陸「…色々あって忘れてた」


桐「確かにそうだけど…」


三人とも言葉を詰まらせていた


たぶん私と過ごす時間が長かったから辞めさせることを躊躇ってるんだと思う


晴「僕は嫌だよ」


晴は静かに言った


「晴?」


晴「僕は嫌だ!ゆーちゃんが姫辞めるなんて。そうなったらゆーちゃんといれる時間減るんだよね。ゆーちゃんは総長だから夢蝶の倉庫に行くことが増えるってことでしょ?そうなったら僕たちが会えるの学校だけになっちゃう…そんなの嫌だ!」


晴がいきなり暴れだした


「晴、落ち着いて。まだ決まってないし姫でなくなったとしても倉庫には遊びに来るから」


晴「嫌だ嫌だ嫌だ!絶対辞めさせないもん!だって僕ゆーちゃんのことこの世に何よりも好きだもん!だからゆーちゃんと離れるなんていやだー!」


え?今晴好きって言った?


それって…


「晴、好きって仲間としてだよね?」


陸と尚に立て続けに告白されていた私はそんな都合よくいくわけないと言い聞かせながら晴に聞いた


晴「違うよ!一人の女の子として好きなの!だからゆーちゃんとは離れたくない!」


嘘!晴まで?


色々聞きたいことはあるけどこれ以上暴れてもらうと困るのでなんとか晴を押さえ部屋に運びこの話はまた今度となった