ここなら…


私はあることを思い付いた


「じゃあ、これから毎年のスキーお泊まり会はこの旅館でやろう!」


そう言うとみんな驚いていた


翔「スキーお泊まり会?」


類「え?初耳なんだけど。いつ決めたの?」


快「つーか、毎年スキーするのかよ?」


雪「…僕、いつか死んじゃうよ」


え!?気になるのそこ?


桐「そのスキーお泊まり会?って俺たちも一緒か?」


尚「そうだね。今年はたまたま合同に出来たけどこれからもそうするの?」


晴「僕は賛成!この旅館の料理美味しいしまた来たくなったもん」


陸「…旅館はいいけどスキーはもういい」


洸龍は意見がバラバラだな


っていうか気になるところズレてない?


「お泊まり会よりも他に気にするところあるでしょ?」


翔「?旅館の事なら賛成だけど?そもそも俺たちには反対する権利ないだろ?」


類「そうだよ。結衣はこうと決めたら絶対曲げないから折れるしかないしね」


二人の言い方ひどくない?


まるで私が人の意見聞かないみたいじゃん


快「それよりお泊まり会は洸龍も参加なのか?」


洸龍も出来れば一緒がいいけど…


「それは桐人達が決めることだと思うから私が決める権利はないよ。それに、今は舜がいないから決められないしね」


私がそう言うと


雪「…今思ったんだけど、結衣はいつまで洸龍の姫やるの?」


雪が問いかけるように言った


「…え?」


雪「結衣が洸龍の姫やってるのは、翠月に狙われてるのと結衣が洸龍の姫だと大きく噂されているからだって言ってた。でも、翠月は解散して最近名前も聞かないし、噂もだいぶ落ち着いた。それに結衣の正体も知った。もうやる必要ないと思う」


快「言われてみれば確かにそうだな」


快も賛同した