闇を抱える蝶と光輝く龍

抱き締められて数秒後


尚「ありがとう。結衣ちゃん。これからも仲間としてよろしくね」


「うん。よろしく」


尚「ところで、それ陸から借りた本?」


「あ、うん。恋愛小説らしいんだけど面白いから読んでほしいって」


尚「…なるほどね。陸らしい」


尚がなんか言ってたけど小さくて聞こえなかった


「なんか言った?」


尚「ううん、なにも。それじゃ、また明日ね」


そして私たちは別れた


この一部始終をある人に見られていたことも知らずに




?「…嘘だろ?マジか…。」



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「はぁ…。でも、驚いたな。まさか尚が私の事好きだったなんて」


尚が過去を話したのは期末の返却日だったからかなり前からだよね?


そう思うとますます申し訳ない


でも、尚なら私よりももっといい人を見つけられると思うから


がんばれ尚


なんか眠くなっちゃったな


小説はまた時間あるときに読もう


私は小説を本棚にしまい眠りについた