それから1週間後


さらなる悲劇が起こった


私は学校を辞めてたから朝から倉庫にいた


すると


陽「結衣!今から買い物いかない?」


たまたま学校が休みだった陽菜姉さんがそう言った


あ、なんで姉さんって呼んでるかっていうと陽菜さんが姉妹憧れててずっと姉さんって呼ばれたかったらしい


「でも、護衛の人がいないとダメだって葵さん言ってたけど」


陽「大丈夫!結衣がいればそれだけで護衛になるし、久しぶりに女の子だけでショッピングしたいし。ね?いこ?」


まぁ、私が護れば文句ないよね?


「そうだね。行こう。陽菜姉さん」


私は陽菜姉さんと近くのショッピングモールに向かった


それを他の族に見られてるとも知らずに…


陽「うわー!すごい人だね。平日なのにこんなにたくさんいるんだ」


陽菜姉さんは子供のようにはしゃいでいた


「陽菜姉さん。あまり目立っちゃダメですよ。姫なんですから」


陽「分かってる分かってる。耳にタコがつくくらい聞かされてるんだから大丈夫!」


私は周りを警戒しながら陽菜姉さんとショッピングを楽しんだ


陽「はぁー。楽しかった!」


陽菜姉さんは満足した顔をしていた


私の手には今日買った服やら靴やらアクセサリーの袋でいっぱいだった


うぅー、まさか陽菜姉さんがこんなにたくさん買う人だとは知らなかった


少し疲れながらも歩いていると


ビリリリ


「うっっ!」


いきなり首に激痛が走り私は意識を手放した