さて、次は類だな


「類ー、起きてー!」


類「……」


ダメだ。起きない。仕方ない、こうするか


私は類の耳元で息を思いっきり吸い


「るーい!起きろー!」


大声で叫んだ


類「うわー!ビックリした。うぅ…耳が痛い…」


「起きたね。おはよ、類」


類「ゆーいー。もう少し優しく起こしてよ。鼓膜破れるかと思ったよ」


「最初は優しくしたよ。それで起きなかった類が悪い」


類はまだ耳が痛いようだがその内なおるから大丈夫でしょ


最後は快か


大声出したのに起きないなんてある意味すごい


もう面倒だから手っ取り早く起こすか


私は快が寝ている横側に立ち


片足を上げ


ドシッ


快のお腹にめがけてかかと落としした


快「ボフッ!いってぇー!結衣、いきなりなにすんだよ!」


「なにって、起こしただけだよ?」


確実に起きる方法でね


快「あのな。他にも色々方法あっただろ?何もかかと落としする必要ねぇだろ」


「だって普通に起こしても起きないだろうし、さっき大声出したのに起きないし、面倒だから必ず起きる方法にしたんだよ。文句ある?」


イライラしたから少し殺気だして言うと


快「い、いえ。ありません」


快は怯えながら答えた


これくらいで怯えちゃダメでしょ


さっきの音で洸龍の皆も起きてしまったので
みんなで幹部室を片付けをし始めた


10分後―


桐「よし。これで終わりだな」


なんとか元の幹部室に戻った


翔「みんなお疲れ。今飲み物持ってくるよ」


翔はそう言うと人数分の飲み物を持ってきてくれた


「ありがと。翔」


みんなもお礼を言って飲み物を飲み始めた


「それじゃ、一息ついたところでみんなに話があるの」


私がそう言うとみんなが私の方を向いた


晴「話ってなに?」


私は深呼吸してから言った


「私はまだ誰にも言ってない過去があるの」


その事に翔と舜以外は驚いていた


晴「過去って…」


尚「舞ちゃんの事じゃなくて?」


「うん。別の事」


ほとんどがその事に驚きを隠せていないようだった


「私のもう一つの過去の話、聞いてくれる?」


桐「あぁ。でも、話して大丈夫なのか?」


「うん、大丈夫。早めにに話したいし、いづれは話さなきゃいけない事だから」