「あ。私、次化学だから行くわ。」

そんな心友に背を向け歩き始めれば、後ろから聞こえてくる不満の声。


「あんなヤツやめなよー!」



私の一番の心友は知ってる。


私がどれくらいあいつが好きか。


忘れたくて、

離れたくて、

それすらさせてもらえない私は、いつまでもあいつの玩具だろう。



まぁ、それでもいんだけどね。